電気業界に就職したい人に、業務で役立つ3資格を紹介!
電気業界での転職に役立つ資格をご紹介します。勉強時間を要する資格だからこそ、キャリアアップにつながるものを取得したいですよね。電気関係は専門性の高い資格だからこそ、あなたの目指したいキャリアに応じて挑戦いただくことをおすすめします。
電気業界で働くための資格とは
電気業界でのキャリアアップを目指している中で、仕事の幅を広げるためには資格が必要な場合があります。電気業界の資格の多くは業務独占資格ですから、取得することでより必要とされる人材になります。また、保有資格により扱える電気の容量が変わる場合もあるため、よりステップアップを目指す場合には特に資格が有効です。この記事では、電気業界で役立つ資格をご紹介します。
電気工事士
電気技術者試験センターが主催する「電気工事士」は、電気系の国家資格では知名度の高い部類に入ります。第1種・第2種の2種類で構成されています。
一般住宅やビル、工場の配線工事や電気設備工事をするために必要な国家資格なので、この先もますます重要となることでしょう。受験者数は増加傾向で、10代~60代まで幅広い年齢層の人が受験しています。
第2種は誰でも受験できます。第1種も受験資格に制限がないものの、免状の交付を受けるには3年以上の実務経験が必要なので、注意が必要です。
電気工事施工管理技士
建設業振興基金が主催する「電気工事施工管理技士」という資格も良いでしょう。施工図の作成・工程管理・品質管理・安全管理といった、電気工事の管理に必要な技術を持っていることが証明できる国家資格です。2級・1級の2種類で違いがあるので注意してください。
1級電気工事施工管理技士は、2級の範囲に加えて、特定建設業の営業所における「専任技術者」、現場ごとに設置される「管理技術者」として、より専門的や管理レイヤーの仕事に従事することができます。
2級電気工事施工管理技士は、一般建設業の営業所における「専任技術者」や、現場ごとに設置される「主任技術者」として仕事に従事することができます。
電気主任技術者
電気技術者試験センターが主催する「電気主任技術者」は、受電設備や配線といった電気設備の保安監督をするために必要な国家資格です。IT業界でエンジニアが目指す基本情報技術者のようなポジションで、名称は略されて「電験」と呼ばれています。
事業用電気工作物を扱う業者は、電気主任技術者の存在が必須です。
電気主任技術者を保安監督者として選任することは法令に基づいた義務であり、今後も期待され続ける資格と言えるでしょう。試験等級は1種・2種・3種があり、どの等級も受験資格はないものの、取得難易度は高めです。保安監督業務に携わりたいということであれば、まずは3種から合格を目指すと良いでしょう。
電気主任技術者の資格取得に興味がある場合は、こちらの記事をぜひ読んでみてください。