これから電気主任技術者を目指す方に向けて、企業がどういった価値観でO&Mに取り組んでいるのか。どんな人材を求めているのかといったことをお伝えするべく、リニューアブル・ジャパン株式会社 執行役員 O&M本部長 石橋 毅氏に語っていただきました。
- インタビューに応える人
- Q1.リニューアブル・ジャパンについて教えてください
- Q2. リニューアブル・ジャパンのO&M本部は、どういった役割や魅力のある部門ですか
- Q3.リニューアブル・ジャパンのO&M事業は、どのような使命に基づいて仕事に取り組んでいますか
- Q4. 石橋本部長ご自身は、どのようなキャリアを歩んでこられましたか
- Q5. O&M本部が求める、共に働きたい人物像について教えてください
- Q6. リニューアブル・ジャパンでは、どのような人が評価されますか
- Q7. RJアカデミーという学習機会と、日々のコミュニケーション。具体的にどのようなことをされていますか
- Q8. これから電気主任技術者で転職を考えている人に一言お願いします。
インタビューに応える人
執行役員 O&M本部長
テクニカル・アンド・メンテナンス部長
石橋 毅
Q1.リニューアブル・ジャパンについて教えてください
A1. 成長過程にあり、固定化された風土ではなく、自由で可能性を重んじる文化のある会社です。
リニューアブル・ジャパンは、開発本部、O&M本部、海外事業本部、管理統括本部と各部門が分かれているのですが、プロパーがほとんどいないことが特徴です。会社自身も現在成長過程にあり、固定化された風土ではなく、自由で可能性を重んじる文化があります。
会社がその力を発揮し社会に役立てるよう発展していくには、パワーの出しどころが肝心です。技術力を磨きながらの電気保安の仕事は、文字通り電気設備を安全に保守することが仕事です。その仕事は、波なく静かにスムーズに進んでいくことが大切で、その基本はコミュニケーションにあります。
単に技術が優れていることだけではなく、リニューアブル・ジャパンの各々の部門がスムーズに進んでいくために、管理部門は潤滑油の役割を果たしたりするなど、それぞれの連携がその自由さによって生かされている点が魅力です。それが当社の成長に繋がっています。
リニューアブル・ジャパンは、これまでの過去の実績やキャリアに囚われることなく、能力ある人が重要なポストにつける実力主義の会社です。単に技術だけではなく新しい発想やや行動が評価されています。
Q2. リニューアブル・ジャパンのO&M本部は、どういった役割や魅力のある部門ですか
A2. 電力の安定的な供給と、緊急時の早い復旧に、どこよりも高水準で対応ができるオンリーワンの会社です。
トラブル解決に向けた思考力は勿論、保守運用と検査を一貫して請け負える力があるということなのです。一般的にはどの会社も、どちらか部分的な領域での機能面の提供に留まりますが、リニューアブル・ジャパンはそうではありません。両方を兼ね備えた、群を抜いて圧倒的な規模と領域を担っています。
リニューアブル・ジャパンは、他社のO&Mは持っていない点検・試験技術、自主検査も一貫して請け負えることが強みで、電力の安定的な供給と緊急時いかに早く復旧するかといった目標に、対応領域の広さ・スピード・品質の面で業界水準トップレベルの対応力を持っています。
Q3.リニューアブル・ジャパンのO&M事業は、どのような使命に基づいて仕事に取り組んでいますか
A3. 脱炭素社会の実現のために、安定的な電力の供給を維持し続けています。
脱炭素社会の実現を進めるために、再生可能エネルギーを安定的に供給することに取り組んでいます。太陽光や風力は、天候次第で発電電力量が半分以下になるなど変動電源と分けられるものです。
適切な電力保安をしないと、トラブルが頻繁に発生し、変動電源が不安定電源となり、脱炭素への取組に反することになります。ですので、技術者は安定的な供給を日々維持することが重要です。
Q4. 石橋本部長ご自身は、どのようなキャリアを歩んでこられましたか
A4. 電力業界を横断的に渡り歩いてきた経験から、知識や技術力を相乗的に高める学びの積み重ねによって今のキャリアがあります。
水力発電、変電、電力系統保護など、横断的に様々な業務を経験し、再生可能エネルギーの世界に転職しました。
電力業界での仕事は一般的に専門性の高い業務になりますから、部門が分かれており縦割りの価値観が強い業界です。
そんな中、送電・配電・変電・水力・電力系統などの高度な経験を、部門をまたぎ横断的に積んできました。リニューアブル・ジャパンに入社してからは、そのような幅広い経験によって得られた知見の広さを活かすことができています。
O&M本部には、140名を超える電気主任技術者がいます。それには圧倒的な知識や技術で上回らないと、本部長は務まらないなと日々研鑽しています。
Q5. O&M本部が求める、共に働きたい人物像について教えてください
A5. 理論を現場技術力に変えられる環境があるので、モチベーションが高い電気主任技術者を求めています。
専門性の高い仕事なので高い技術を持つ人が求められる業界ですが、やはりその源泉になるモチベーションの強い人と働きたいですね。電気主任技術者は国家資格で、必要な勉強をやれば合格することができますが、合格した知識は役立てないと意味がありません。
リニューアブル・ジャパンでは「経験が足りないから教えて欲しい」といった声が日々飛び交っているんです。教える側は理論が常に現場技術として使えるように、考える力の定着に向けたコミュニケーションをしています。そういった環境で知識を技術力にすることができ、経験を積むことでそのレベルを高くしていける人と働きたいと思います。
Q6. リニューアブル・ジャパンでは、どのような人が評価されますか
A6. リニューアブル・ジャパンで重視するのは、技術力とマネジメント力の両方です
技術力とマネジメント力の両方を備えた電気主任技術者を育てるには、どのようにすればいいかをずっと考えてきました。技術とマネジメント力の両方を備えるには常に考え、学んだ技術を着実に自分のものにする。相手の気持ちや立場をよく理解しながらコミュニケーションをとる。この2つが大切です。
それに対して当社では「RJアカデミー」という学習機会と、日々のコミュニケーション量の多さを大切にしています。
Q7. RJアカデミーという学習機会と、日々のコミュニケーション。
具体的にどのようなことをされていますか
A7. 知識を後進に伝え、考える機会を作ることで磨かれる、思考力とチームビルディングを大切にしています。
RJアカデミーでは講師役となり、持っている知見を後進に伝える役割を担っています。現場でいきなり考えて対応をするというのは難しいので、ケーススタディの機会を社内教育として与えることで、想定される現場を想像し、感じ、考えてもらう機会を作っています。
年齢もキャリアも異なる少人数チームに振り分け、資料を用意して、その上に学んだことをどんどん書き込んでもらいます。
この理論があるからこう言うやり方をするといった風に、現場をシミュレーションすることで、電気理論を現場技術に結び付け高めていきます。
学ぶ中でも切迫した状態をあえて作っているところもポイントであり、考えてもらう時間もあります。
年齢も経験値も違うチームだから、相手がどんなことを考えているかを知りながら問題解決へ向けて知恵を出し合うことも大切です。できないと思っていた事ができるようになる感覚を社内で知ってもらうことで、皆、自信を持って働くことができるようになるんです。
さらにそれを現場で活かせると、何かあったときに上がってくる情報の精度も高くなり、チーム全体にいい影響を与えるようになるんです。それがマネジメント能力の向上にもつながって、皆の成長に繋がります。「誰もが得意なことを持っている」というのが私の価値観です。だからお互いをリスペクトしあえるチーム作りを、会社としてもサポートしていきたいと考えています。
Q8. これから電気主任技術者で転職を考えている人に一言お願いします。
A8. これまでの経験よりも、今とその先の未来。学びたい意欲のある人には、凧のように舞い上がれる風を吹かせる環境を準備してお待ちしています。
私たちリニューアブル・ジャパンは、これまでの学歴や経験ではなく、現在のモチベーションや行動を評価する会社です。知識の習得・技術力の向上・学びたい気持ちが強い人は、制限なくウェルカムです。ぜひ入ってきて欲しいです。
モチベーションの高い人には、リニューアブル・ジャパンがいい追い風を吹かせたいなと考えています。お正月に上がる凧のように、気持ちよく成長できる、舞い上がれる環境があります。
当社にお越しいただければ、必ず成長することができます。