リニューアブル・ジャパン(RJ)は、太陽光発電、水力発電、風力発電などの再生可能エネルギー発電所の開発、発電、運営管理(アセットマネジメント/O&M)などを一気通貫で手掛ける、再生可能エネルギー事業者です。
RJ設立のきっかけは、2011年に発生した東日本大震災において、代表の眞邉が自身でトラックを運転し、太陽光で稼働する浄水設備を届けに被災地を訪ねたことです。眞邉は悲惨な光景を目の当たりにして、被災地、ひいては地域社会、日本のために自らができることは何なのかと考えました。悩んだ末、外資系金融機関出身の自分にできることは、金融ノウハウを活かすことで地域社会を活性化することだという結論に至り、安心・安全なクリーンエネルギーである再生可能エネルギーを広めたいと思い立ち、RJ設立に至りました。
2012年の創業以来、再生可能エネルギー事業の普及・拡大を目指して事業を展開してきました。その背景には地域、技術、金融の3つの強みがあります。
全国47箇所に拠点を設けることで地域に根差した事業活動を行い、再生可能エネルギー発電所の開発や運転開始後の運営管理に活用しています。
これまでに約1GW(=1,000MW=原子力発電所1基分)の再生可能エネルギー発電所を開発/取得してきました。また、創業時から地方自治体と連携することで、再生可能エネルギーの普及だけでなく、地域復興や雇用など幅広く協力を進めています。
ゼネコンと同等の免許である特定建設業の許可を取得しており、自社で施工部隊を抱えてEPC*¹事業を行っています。これにより、メーカーと直接交渉してコストダウンが図れ、外注時にもEPC業者をコントロールできるなど多くのメリットが生まれています。
また、O&M*²事業では業務の内製化を推進しており、自社内で多岐にわたる業務をワンストップで完結させる技術力で、低コストかつクオリティの高いサービスを提供しています。外部開発受託案件含め、2GW超の再生可能エネルギー発電所を管理しています。
*¹ 設計(Engineering)、調達(Procurement)、建設・試運転(Construction)
*² オペレーション&メンテナンスの略称、発電所の点検・メンテナンス等を行う業務のこと
豊富な金融ノウハウを活かし、多様な手法で開発事業等の資金調達を行っています。
これまでに13件、計1,284億の再生可能エネルギープロジェクトボンドを発行し、累計発行金額は国内のプロジェクトボンド市場で圧倒的なNo1(シェア34%)*¹となっています。
*¹ 日本証券業協会「証券化市場の動向調査」、R&I及びJCRのHP掲載の2023年12月31日時点の数値を基に当社にて集計
1. O&M
自社で保有する発電所のみならず、他社の発電所の運営管理を受託しており、現在2GW超の実績があります。また、再生可能エネルギー普及に伴う、技術者不足解消を目的に、社内教育制度「RJアカデミー」を開始しました。
3. 海外
これまで国内事業で培ってきた知見やノウハウと、海外現地法人を通じたローカルネットワークを活用して、スペインなどの南欧地域において案件取得を進めております。
4. 風力
当社は設立以来、太陽光発電を主力としておりましたが、多様な電源を確保し電力の安定供給を目指すべく、風力発電所の開発に取り組んでまいります。
5. Non-FIT*²
FIT制度・FIP制度*³の先を見据えた事業として、国民負担のないNon-FITによる発電所の開発を推進しております。
*¹ 再生可能エネルギーにより発電した電気を国が定めた価格・期間で電気事業者が買取りすることを義務付けるFeed-in Tariff(固定価格買取)制度のうち、比較的高単価で売電している発電所を想定
*² FIT、FIPなどの補助に頼らない自立した電源のこと
*³ FIT制度のように固定価格で買い取るのではなく、再エネ発電事業者が卸市場などで売電したとき、その売電価格に対して一定のプレミアム(補助額)を上乗せする制度
※実績数値はすべて2024年6月末時点